身体の歪み 簡単セルフチェック

身体の歪みがあると言われてビックリされた経験がある方もいらっしゃると思います。
よく考えてみて下さい。人間の身体は左右対称には使っていないのです。
例えば、手足には利き手 利き足があり、左右の機能的役割分担をしています。また、ご存じない方も多いのですが、呼吸の際に鼻もだいたい2時間半おきに左右交代で使っています。他にも日常生活の中で作業をし易いために左右非対称の動作や姿勢をしているので、身体の疲労も左右非対称に溜まって行きます。これらのアンバランスは、本来、持っている身体整容作用の働きでバランスを取り戻します。しかし、病気やストレス、過度の疲労などで身体整容作用が働きにくくなっているのが現代社会です。
では、左右対称の生活をすれば良いかと言うとそうでもありません。身体の本能と逆の動きをするわけですから返って疲労が増してしまう場合も少なくありません。それよりも、自分の身体の特徴を知り、どこにバランスの狂いが生じやすいのかを知って対処する方が現実的だと思います。
それでは、簡単な身体の歪みチェックの方法です。
全身の映る鏡があれば理想的ですが、なければ洗面所の鏡でもかまいませんから 鏡の前に立って下さい。
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身体をリラックスさせて、気をつけの姿勢を取って下さい。左右の踵をつけ、爪先は60°ぐらい開くと安定します。姿勢が安定したら 10秒~20秒 目を閉じて下さい。
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ゆっくり目を開き、鏡に映った姿に図の様な補助線をイメージして下さい。
左右の方の高さの違い、顔と身体の傾きなどがチェックできると思います。
自分の正しい姿勢のイメージと実際の姿勢の誤差こそが身体の歪みです。視覚に訴えることで自分自身の身体への意識を高めてもらえれば、と思います。 

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