高血圧症について

当院では、患者さまに既往歴(罹った病気やケガ)を書いていただくのですが、中高年のけっこうな割合の方が降圧剤を服用してて、常々疑問に思っていました。
Facebook友達がシェアされていたリンクに以下のような記事がありました。
高齢者の高血圧は病気じゃなかった!
疑問に思っていたことが、資料を添付して解説してあります。お読みいただければと思います。
高血圧の診断基準は、世界保健機関(WHO)の基準が利用され、長らく収縮期160以上、または拡張期95以上が治療目標にも使われてきました。
1999年2月に世界保健機関(WHO)と国際高血圧学会(ISH)により、新しい高血圧の定義が発表され、収縮期血圧を130未満、拡張期血圧を85未満に保つことが必要で、収縮期血圧が140以上、拡張期血圧が90以上の場合は高血圧症と診断されるようになりました。
以降、私が聞き及ぶ範囲では脳血管疾患で脳梗塞が脳出血の発症を上回り、最近では脳血管疾患はほぼ脳梗塞になってきていると感じます。
この現象は、至適血圧の基準値である収縮期血圧を120未満、拡張期血圧を80未満を目標値にしているケースと老年者高血圧の治療ガイドライン1999改訂版の「老年者では個人差が大きいので暦年齢はあくまで参考程度にとどめる」となっていることを考慮に入れていない可能性が大きいと思います。
私の施術現場の体験から高齢者の場合、日常生活に支障のない程度の運動が出来るケースでは血圧が高めの方が生命予後がよい場合もあることを実感しています。
腰痛や下肢痛であまり運動の出来ない方には、「足底の叩打法」をアドバイスしています。
具体的には、軽く握った拳で、足の裏(土踏まず)を左右100回程度叩くというものです。
「足底の叩打法」を実践された方は、高血圧症の改善が見られています。

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