「ぎっくり腰は癖になりますか?」と多くのぎっくり腰経験者からよく質問されます。
重たい物を持った時にぎっくり腰になる、と思う方が多いと思います。しかし、実際には日常の何気ない動作でなってしまうことがほとんどです。ですからぎっくり腰の痛みがとれても「また、なったらどうしよう」と辛い痛みを思い浮かべて、無意識に庇った姿勢になってしまいます。
どのような姿勢かというと、腰を丸めた姿勢です。この姿勢は、腸腰筋に力が入り、股関節が伸ばし難くなります。そのため、立ち上がる時などに腰に必要以上の負荷がかがかかって、ぎっくり腰を再発しやすくなってしまいます。
ぎっくり腰は、今述べたように腸腰筋をはじめとする体幹の筋肉に疲れが溜まって、必要以上の力が入った時になりやすいのです。
ぎっくり腰の痛みは、とても辛いので「また、なったらどうしよう」と思ってしまうのは、当然です。しかし、辛い記憶を思い出すとアドレナリンが分泌して、さらに記憶に刻まれてしまいます。
再発予防対策は、痛み、疲労などの自覚がなくても腸腰筋などの体幹の筋肉のストレッチをこまめにしてください。ストレッチをすることで筋肉疲労は軽減して動きやすくなります。
ストレッチをしてスッキリしたら問題なく動けることに感謝してください。動けることの幸せを十分に感じるとβエンドルフィンが分泌して、痛みの恐怖から解放されやすくなります。
ぎっくり腰を経験した方は、ぜひお試しください。
コメント