腸骨筋の画期的なストレッチ

腸腰筋とは

腸腰筋は、上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉で、姿勢を保持するために働く筋肉(抗重力筋)です。

 腸腰筋は、背骨の下の方から股関節の内側に付く大腰筋小腰筋と骨盤内側から股関節内側に付く腸骨筋で構成されています。

腸骨筋の作用

私は、腸腰筋の中でも腸骨筋に注目しています。

腸骨筋は、骨盤を前に傾けたり(股関節屈曲)、股関節を曲げながら外側に曲げる働き(股関節外旋)があります。

長時間座ったままなどで柔軟性を失ってしまうと、周辺のインナーマッスル(深層筋)と同様に固まってしまい、思うように骨盤や股関節を動かせなくなります。
無理に動かそうとすると、腰痛や股関節の痛みとして症状が現れます。

また、腸骨筋は大腸のすぐ後ろにあるので、大腸のはたらきや内臓のはたらきと密接に関わっています。腸骨筋の柔軟性が保たれると、自律神経が整い、体や心の調子も整いやすくなります。

腸骨筋の画期的なストレッチ

腸骨筋は、デスクワークや車の運転など、座りっぱなしでいると固くこわばってしまいがちな筋肉です。

腸骨の側に付着している部分が触れることの出来る場所です。
腸骨に沿って、手の外側を置き、上下にさすります。
デスクワークや車の運転など、座りっぱなしの生活が多い方は、固くこわばっていると思います。

①仰向けに寝て、膝を立てます。

②腸骨をイメージして、腸骨の内側に手を添えます。

③手を添えた側の脚をゆっくり開きます。10回程度、脚の開閉を繰り返します。

④反対側も同様に行います。

ストレッチが終わった後、腸骨筋に触るとストレッチ前よりも柔らかくなっている筈です。

添えた手は、軽く触れる程度で効果があります。
朝晩、1セットを基本に行ってください。

腸腰筋の付着部を施術する場合、ビキニラインを触れざるを得ません。
女性の中には不快感を持つ方もいらっしゃると思い、考案しました。
実践した患者さんは、さまざまな改善効果がありました。
お読みくださた皆様も是非お試しください。

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