当院のウェブサイトのコンテンツ『姿勢のセルフチェック』でご紹介しましたが、真っ直ぐに立っているときに横から見ると
1.耳
2.肩
3.股関節
4.くるぶし
の4点が一直線上にあるか?がチェックポイントです。
しかし、患者さんの姿勢をチェックすると多くの方が肩よりも耳が前に出ている方が多くいらっしゃいます。
デスクワークや家事労働、ここ数年はスマートフォンなどモバイルデバイスを見るなど日常生活では手元を見る作業が多くあります。
このように頚を前に傾ける姿勢を長く続けることによって、頚の前側の筋肉(胸鎖乳突筋、前斜角筋など)が硬くなってしまいます。
頚の前側の筋肉の柔軟性がなくなると頭を起こすときに頚の後側の筋肉(僧帽筋、肩甲挙筋など)を余分に使うことになり、頚や背中のコリや痛みの原因にもなります。
ここでは、姿勢を良くするとともに頚や背中のコリや痛みの予防、改善につながる頚のストレッチをご紹介します。
頚のストレッチ
- 仰向けに寝ます。
- 左右どちらでもかまいませんから横を向きます。
このとき、痛みなどのない範囲でかまいません。向いた側の逆の肩甲骨が布団や床から離れない程度で結構です。 - 全身をリラックスさせてその姿勢を15~20秒保ってください。もちろん、呼吸は普通にしていてください。
- 頚を戻して、真上を向きます。
- 全身をリラックスさせてその姿勢を15~20秒保ってください。もちろん、呼吸は普通にしていてください。
- 2で向いた逆側を向きます。2と同様に痛みなどのない範囲でかまいません。向いた側の逆の肩甲骨が布団や床から離れない程度で結構です。
- 全身をリラックスさせてその姿勢を15~20秒保ってください。もちろん、呼吸は普通にしていてください。
ストレッチをする前、終わった後で姿勢のチェックをすると、ストレッチの効果がわかります。
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